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2023/02/03 16:39

卵の黄身の脇にある白いヒモ状の物質の正体、知っていますか?

なんだかわからず気持ち悪いから取り除いていた、なんて人もいますが、実は栄養豊富な部分なんです!

白いヒモ状の部分の正体は?



白いヒモ状の部分、これは「カラザ」と言って卵白でできたものです。

カラザは、黄身を殻の中で動かないようにたまごの中央につなぎとめています。卵黄を中央に位置させることにより、偏って卵角膜に接触して微生物による変質を防いだり、黄身を損傷から守っているのです。カラザは卵にとっても、卵を食べる私たちにとっても、とても重要な部分です。


「カラザ」は食べた方がいい?


弾力があって食感が苦手、見た目がちょっと・・・と感じる人も多いと思います。しかし、カラザは栄養豊富で、むしろ食べなければもったいない部分なのです!

カラザはカルシウムやリン・鉄などミネラル、カロチンやビタミンB1・B2などたっぷりの栄養素から形成されています。中でもシアル酸という成分は、免疫力を向上させ、美肌効果なども期待できるのです。

「カラザ」の栄養素


ミネラル

ミネラルは人体に必要な5つの栄養素の内のひとつ。ミネラルが不足すると、健康や美容に悪影響が生じてしまいます。また、ミネラルは、体内でつくることができないため、食べ物などから摂取する必要があります。

ビタミンB1・B2

ビタミンB1は、運動後の疲れ、乳酸などの疲労物質が溜まったときに摂りたいビタミンです。食欲不振、不安、集中力不足などの症状にも効果的です。ビタミンB2は、ストレスを強く感じたときに摂りたいビタミン。ストレスからくる目の充血、肌荒れ、口内炎の症状を抑える働きもあり、生活習慣病の予防にも効果的です。どちらも夏バテ防止にも効果的なので、積極的にとっていきたい栄養素です。

シアル酸

シアル酸とは、糖の一種(酸性糖)で、人の細胞のほかに、母乳や卵などに存在しています。ウイルスや細菌に感染することを防ぎ、免疫力を高め、風邪やインフルエンザなどにも有効という研究結果もある栄養素です。

栄養素たっぷりの「カラザ」、とって捨ててしまうのはもったいない!
ぜひ卵と一緒に食べてみてくださいね。